News
CATIAで鮮明な図面のPDFを作成する方法
CATIAのキャプチャ機能を使って図面をPDFに変換した際に、線がギザギザで読みにくかった経験はありませんか?これはピクセル(ラスター)出力が原因である可能性が高いです。ここでは、PDF出力でピクセルとベクターを切り替える方法をご紹介します。
1. Pixel vs Vector.
![]() |
ピクセル (ラスタ) |
画像として保存するため、拡大するとエッジがぼやけ、ファイルサイズが大きくなる場合があります。 |
![]() |
ベクタ | 線とテキストは数学的に保存するため、拡大しても鮮明な画像が保存されます。通常はファイルサイズが小さくなります。 |
2. PDF エクスポート手順
Tool – Image – Capture Tools にてキャプチャツールバーを表示します ;
ベクターアイコン
左側のアイコンで
保存ダイアログにてPDFを選択し、OKをクリックします.
3. まとめ
ピクセル出力ではPDFがぼやけますが、右側のトグルでベクター出力に切り替えてください。ベクターPDFは、拡大縮小しても鮮明な画像が保存され、ファイルサイズも小さく、きれいに印刷されます。写真が多いコンテンツにはピクセルモード、図面にはベクターモードを使用してください。適切なモードを選択することで、ドキュメントの品質が劇的に向上します。次回図面をキャプチャする際は、ベクターモードを選択して、クライアントやチームメンバーに鮮明なPDFを提供しましょう。